第一巻も日本では少なからず未知の領域で会った東欧諸国のシーンに光が強く当たりそのベールが思いっきり剥がされた感のあった名著でしたが
今作は更にディープ、まさに未知なる最後の聖域といっても過言では無い、ウクライナ、ベラルーシ、バルト3国、西バルカン、東バルカンで気勢を上げるブラックメタル(他、Heavy Metalサブジャンルエクストリーム系も) をほぼ網羅した、資料価値満点の名著に仕上がっています。「このCDは持ってるけど、どんなバンドなんだ?」と文字が読めない東欧諸国のバンドの音源を手に調べ上げるにも最適。 各主要人物へのインタビューも目一杯フューチャーされてます。 (レーベルインフォメーション) 第2弾は旧ソ連構成国「新東欧」とバルカン ブラックメタルは更に過激化! ウクライナ侵略で民族主義が先鋭化! 闇に包まれた究極のシーンを ポーランド拠点に現地人脈豊富な Metal Mania Sayukiが徹底調査 ■ウクライナだけでなく東欧、旧ソ連全域代表するペイガンブラック Nokturnal Mortum ■バンデーラ追悼したのに世界的人気を勝ち得たアトモスフェリック Drudkh ■「ウクライナに栄光あれ!」と絶叫しておきながら後年EDMに傾斜 Dub Buk ■女性ダンサーやボンデージも登場するサタニック・ポップ・メタルに転身 Semargl ■架空の星から来たプレデター風コスチュームなのにエスニックメタル Plemя ■反共コンセプトなのに「ハンマー」意味するペイガンRAC Молат ■リトアニア人ナルシストが旧東ドイツ人引き連れてポストブラック N R C S S S T ■三味線や琴披露、剣道着着用ロシア系ラトビア人による神道メタル Yomi ■1920年代独立期の普段着やエストニア人SS義勇兵軍服コスプレイヤー Loits ■検索しにくい名前に改名余儀なくされても旧ユーゴ領域で最も有名 The Stone ■「土」も限定販売した土着宗教的ポストブラックがフロントマン急死 Negură Bunget ■陰毛ロゴで話題かっさらった睡眠導入剤的アンビエントブラック Basarabian Hills ●キエフで開催される世界最大規模のNSBMフェスAsgardsrei ●沿ドニエストル共和国訪問記 ●ポンタ首相を辞任にまで追い込んだルーマニアナイトクラブ火災事故 …など充実したコラムも A5判 328頁
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