80年代末期にデビューし既に30年以上のキャリアを持つ、ジェイムズ・クリスチャン率いるアメリカン・メロディック・ロック・バンドHOUSE OF LORDSの通算12作目となる新作を完成。前作ではバンドのラインナップが大幅に変更したが、その中でも特にファンを驚かせたのがTOUCHやAMERICAN TEARSなど数多くのバンド、そして名作を生み出した鍵盤奏者マーク・マンゴールドが参加したことである。プログレッシヴ・ロック、メロディック・ロック界で知る人ぞ知る彼がバンドに加入しただけでなく、楽曲制作にも深く関わった前作は、古き良きクラシック・テイストの哀愁漂うメロディが光る作品となっており、ファンからは高い評価を獲得した。本最新作でもジェイムスとマークの黄金タッグは継続され、共同プロデュースとして制作された本作は、外部ライターを多数招いた前作とは打って変わり、ほとんどの楽曲をジェイムス、マーク、ジミのメンバー3人が作詞作曲。現在のラインナップが如何にバンドとして高い結束力と一体感を持っているかと言う自信が表れた作品で、サウンドもメロディとパワーを併せ持った楽曲が多数収録されている。